架空世界の歩き方。

声劇台本とか書き起こしとかいろいろ

Remote

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利用規約

https://mituski13.hatenablog.com/entry/2021/06/15/%E5%88%A9%E7%94%A8%E8%A6%8F%E7%B4%84

 

三月龍太郎とコペルさんとの共作作品
https://kakuyomu.jp/users/gadomoroha

アキ:男性 飲食店の役職

ハル:男性 飲食店の店員

ユキ:女性 飲食店のアルバイト

ナツ 女性 飲食店のアルバイト


アキ:あー来た来た。 もしもーし
ハル:あれ? どーなってんのこれ?
アキ:もしもし? 聞こえてる?
ハル:あー、聞こえます聞こえますよー
アキ:聞こえてる?
ハル:おっけーっす 映ってます?
アキ:映ってるよー
ハル:あぁよかった。お疲れ様でーす
アキ:お疲れー
ハル:えーと…話ってなんすかーっ?
アキ:その前に、何か変じゃない?
ハル:え?普通ですよ?
アキ:そうか?まぁいいや
ハル:危ねー…この人勘だけは冴えてるから…
アキ:ん?何か言ったか?
ハル:いえいえ、それより!
アキ:あー、とりあえず開店日、ようやく決まったから、その報告ついでに…ね
ハル:やっとですか!助かったー
アキ:我慢させてごめんな
ハル:良いんです、今親の脛パクついてるんで(笑
アキ:お前…ちゃんと落ち着いたら、帰省しろよ
ハル:わかってますって!
アキ:(ため息)
ハル:でも、なんで電話じゃなくて、わざわざリモートなんです?
アキ:ホラ、今こういうの流行ってるらしいし(笑
ハル:実は新しい物、好きですもんね!
アキ:あっ、ハルのクセに…人をミーハー扱いして
ハル:クセにって、なんすか(笑
アキ:え…だって悪口の代名詞やろ?
ハル:いつから、そんなシステム出来たんですか!
アキ:シフト入って無い時
ハル:それは、本人に伝えちゃダメなヤツ!
アキ:そうだっけ?なら、聞かなかった事にして?(笑
ハル:うわー、もう手遅れ(笑
アキ:そんな事無いって、大丈夫!ちょっと硬い所に頭ぶつけてみたら、忘れるから!
ハル:そこまでさせます!?(笑
アキ:ただ、見てみたいだけだから
ハル:もう、忘れる為とかでも、無いじゃないですか(笑
アキ:今日も元気だな(笑
ハル:おかげさまで!
アキ:もしかして、もう呑んでる?
ハル:えっ!?呑んで良いんですか?
アキ:素面でそれか…呑んでも良いけど…じゃあ、もうちょい待って!
ハル:はーい…それで、店いつから開けるんですか?
アキ:あー、それは人揃ってからな
ハル:え?他に来るんです?
アキ:ユキさんと、なっちゃんが来るハズだけど
ハル:それ、先に教えてて下さいよ!
アキ:え?言って無かったっけ?
ハル:聞いてませんよ!下履かなきゃ!
アキ:え?何やってんだよ(笑
ハル:だって…男二人だと思ってたから
アキ:だから、ちょっと違和感あったのか
ハル:急いで履いてきます
アキ:バーカ(笑
ユキ:もしもーし!
アキ:お!?噂をすれば…
ユキ:あ、写った!お疲れ様です
アキ:お疲れ様
ユキ:あれ…ハルさんは?
ハル:居るよー!
ユキ:あぁ居た!なんだ居るんだ…
ハル:呼んでからのその扱いは酷くない?(笑
アキ:変な事するから、バチが当たったな!
ユキ:え?何かしたんですか?
ハル:あー!気にしなくて良いから
ユキ:そう言われると益々気になりますな(笑
アキ:いやな、さっき…
ハル:勘弁して下さい(笑
ユキ:気になるなぁ…
ハル:そんな事より!店また開けるってさ
ユキ:本当に!?やっとだねー
アキ:待たせてごめんね
ユキ:仕方ないですよ!
ハル:皆揃ったら、教えてくれるらしいよ?
ユキ:皆って?
アキ:まだ、なっちゃんが来て無い
ユキ:あー、あの子機械に疎いから
ハル:そうなんだー、言ってくれれば手伝いに行くのに
ユキ:下心しか見えないぞー?(笑
ハル:そんな事無いよ!
アキ:すぐに、強く否定する所が益々怪しい…
ユキ:典型的な例ですよね(笑
アキ:うん(笑
ハル:もー、皆すぐいじめるー!
ユキ:だって…ねぇ?アキさん
アキ:イジる所しか無いから…
ハル:あっ、やっぱり?僕の魅力に取りつかれてるからこその、裏返しね!
ユキ:あー、そうやってまた、すーぐ調子に乗る!
ハル:またまたぁ、コレが欲しかったクセにっ
アキ:それ…あのお客さんと同じノリだよ?
ユキ:うん…いつもナンパ目当てでやってくる…あの人っぽい…
ハル:ウソ…
ユキ:あの人、女の子達皆嫌ってるからね
アキ:と言う事は…ハル坊もそのうち…
ハル:なりません!って言うか、もうしません!
ユキ:わかれば宜しい!
アキ:それにしても、なっちゃん遅いな…
ユキ:ちょっと連絡してみます?
ハル:あの…
アキ:ん?どうした?
ハル:お酒あると思ってたら、この前呑んでたらしく…
ユキ:飲み物無いんだ(笑
アキ:おいー、前もって用意しとけよ
ハル:すいません…だから今から買いに行くんで
ユキ:じゃあ、ハル君が帰ってきて、まだなっちゃんが、来て無かったら連絡するから
ハル:ありがとうー、さすがユキ姉さん!
アキ:わかったから、急いで買いに行く!
ハル:はーい!
ユキ:本当、落ち着き無いですね(笑
アキ:見るだけなら、楽しいんだけどね(笑
ユキ:それ凄くわかります!
アキ:百面相みたいだからなぁ
ユキ:コロコロ、コロコロすぐに態度に出ますからね
アキ:そのぶん、裏表無くて分かりやすいけどねっ
ユキ:絶対ババ抜き弱そう(笑
アキ:あ、良いね!今度やってみようか!
ユキ:罰ゲームどうします?(笑
アキ:店のウォッカを、ぐいっと行こうか
ユキ:うわー、絶対勝たなきゃ!
アキ:やるからには、ガチンコでやろうねー!
ユキ:アキさんの、そういう所…大人げないですよ(笑
アキ:楽しく遊ぶ為に、真剣なだけですー!
ユキ:大人なんだか、子供なんだか(笑
アキ:ユキちゃんも、見習って良いからね
ユキ:反面教師にしておきます
アキ:うーん、ガードが硬いなぁ(笑
ユキ:しっかりしてるって、言って下さい!
アキ:はーい!ごめん、ちょっとトイレ行ってくる
ユキ:あ、どうぞどうぞ!
アキ:昨日から、ちょっとお腹緩くて…ね
ユキ:冷たい物取りすぎですよ!
アキ:すいませーん、気をつけまーす
ユキ:絶対反省してないな(笑
アキ:じゃあ、トイレに行っといれーっと
ユキ:アキさんが行くんですよね!ってもう居ないし…
ハル:戻りましたー!
ユキ:お帰りー、早かったねー!
ハル:ダッシュで買いに行きましたからね
ユキ:何買って来たの?
ハル:ビン系のお酒と…あ、アテ忘れた…
ユキ:あらぁ…ドンマイ(笑
ハル:冷蔵庫に、何かしらあるハズだから…大丈夫…多分
ユキ:そこまでして呑まなくても、いい気がするけど…
ハル:あれ?アキさんは?
ユキ:御手洗い
ハル:あー、なっちゃんもまだっと…
ユキ:そろそろ連絡してみよっか?
ハル:お願いしまーす
ユキ:うーん…忘れてるのかなぁ
ハル:あー、なっちゃんらしいなー(笑
ユキ:ね!(笑
ナツ:も…もしもーし?
ハル:あれ?なっちゃん来た!?
ナツ:ん…?聞こえますかー?
ユキ:聞こえるけど、写って無いよー?
ナツ:え、ウソ?どうやるのコレ?
ハル:右下のカメラのマーク無い?
ナツ:カメラ?
ユキ:ビデオカメラみたいなの!
ナツ:ん?どれ?これ??
ハル:写ったよー!
ナツ:あー、良かったー!やっと見れる!
ユキ:遅かったねー、さっき電話したよ?
ナツ:ごめんなさい、ちょっとやり方わからなくて…
ハル:大丈夫、大丈夫!アキさんも今トイレで居ないし
ナツ:そうなんだ、結構前から集まってたり…する?
ユキ:うーん、ハル君が飲み物買って戻ってくるぐらいは、待ってたかなー(笑
ナツ:え?ごめんなさい
ハル:いやいや、むしろ遅かったから、買いに行く時間出来たし、結果オーライ!
ユキ:でも、待たせたんだから今度、飲み物ぐらいは、奢ってね?(笑
ナツ:それは勿論!
ユキ:それなら宜しい!
ハル:じゃあ、そろそろ始まりそうだし、ちょっとアテ見てきて良い?
ユキ:良いよー、いっといで!
ナツ:え?さっき、買いに行ったんじゃないの?
ハル:お酒は買って来たよ!
ユキ:おつまみは、忘れたけどね!
ナツ:なるほど(笑
ハル:もうやめてー(笑
ユキ:良いから、早くしないとアキさん戻って来るよ?
ハル:行ってきまーす!
ユキ:それでぇ…本当は何してたの?
ナツ:え?
ユキ:そのメイクに髪の毛見ればねー(笑
ナツ:だってー、リモートだとしっかり顔写るでしょ?
ユキ:まぁ、気持ちはわかるけどー、ちょっと張り切り過ぎかなー(笑
ナツ:えー!じゃあ私の頑張りは?せっかく気合い入れたのにー
ユキ:ってかシャワーまで浴びて、支度してたワケ?
ナツ:…うん
ユキ:それだけするって事は…やっぱり
ナツ:へ?
ユキ:え?
ナツ:そこまでバレてるの!?
ユキ:なんとなく、そんな気はしてたけど…何処が良かったの?
ナツ:えー!うーん…あの人普段はおちゃらけてる感じなのに、たまにキリッて良い顔になるとことか…
ユキ:あー、そういう所ねっ
ナツ:それに…仕事以外はすごい優しいし
ユキ:まぁ確かに、気は遣ってくれてるか
ナツ:そうですよー!遅番の時、絶対終電の1つ前で上がらせてくれるし
ユキ:そうだっけ?
ナツ:ユキさん、ラストまで居ないから
ユキ:ふーん…ねぇ、それで?それで?
ナツ:キッチン居る時の腕捲くり…とか?
ユキ:うわー、あれ結構あざといよー?
ナツ:あの人がやるから良いんですぅ!
ユキ:それって何?恋は盲目ってやつ?(笑
ナツ:まだ恋って程でもないですよ!…でも、ちょっといいなぁーみたいな。そういうユキさんは無いんです?
ユキ:へ?私!?
ナツ:そうです!その…理想って言うか、こういう所良いなぁって思う事
ユキ:うーん…どうだろう…いつも笑顔で包容力のある人かなぁー
ナツ:あー!分かります!でも、なかなか居ないですよね
ユキ:そうなのよー、だから、なっちゃんには、しっかり射止めて貰わないとねー(笑
ナツ:なんでそうなるんですかぁ!
ユキ:見てて面白いから(笑
ナツ:あ。そんな事言うなら、しっかり応援して下さいよ?
ユキ:えー?てか、もうしてるよ?
ナツ:はい?
ユキ:私がラストまで居ないのも、邪魔しない様にってしてるんだから
ナツ:え?そうなんですか…
ユキ:そうなんですよ~(笑
ナツ:ありがとうございます(笑
ユキ:わかれば宜しい!
アキ:何々ー、何話してるのー?
ユキ:え?アキさん…酔ってます?
アキ(酔い):酔って無いよー!ちょっとトイレの後呑んでただけー!
ユキ:…どれくらい呑んでたんです?
アキ(酔い):そんな呑んで無いよー!
ユキ:うっそだー!絶対呑んでたでしょ
アキ(酔い):そんな事無いよー!ビール3缶ぐらいー
ユキ:(ため息)通りで遅いと思った!
アキ(酔い):えー?そんな遅かったー?
ユキ:皆、待ってたんですよ!?
アキ(酔い):そんな怒らなくても良いじゃん!あ、なっちゃんも居る!ねーなっちゃん
ナツ:えーと…
ユキ:ダメ!甘やかさない!
アキ(酔い):こんな怖ーいお姉さんは、ほっといて、楽しく呑もーよ!なっちゃん
ユキ:本当…なんでこんなのが良いんだろ
アキ(酔い):んー!?何か…言ったー!?
ユキ:いいえー、酔っぱらいには教えてあげませーん!
アキ(酔い):ケチー!!!
ナツ:もー、アキさん?少し落ち着いて下さいよー
ユキ:教えてほしかったら、酔い冷まして来て下さーい
ナツ:もー、ユキさんも、もう…やめましょ?
アキ(酔い):そうだそうだー!!
ユキ:(ため息)…まぁ良いわ
ナツ:良かった…
アキ(酔い):なっちゃんは優しいねーー!
ナツ:皆と仲良くしたいんですー!
アキ(酔い):やだっ!
ナツ:はい!?
アキ(酔い):皆じゃなくて!
ユキ:あー、コレダメかも…(笑
ナツ:そんな事…無いですよね?
アキ(酔い):まだまだ全っ然、大丈夫だよー!
ユキ:ダメな人の台詞なんだよなぁ…
ナツ:ユキさんも、あんまりいじめないで(笑
アキ(酔い):あーっ…もうっ!そんな優しいなっちゃんに、私!報告がありまーすっ!
ユキ:え?何?
ナツ:なん…ですか?
アキ(酔い):なっちゃん!実は…俺っ!
ユキ:まさか…
ナツ:えっ?どういう事?
アキ(酔い):俺っ!なっちゃんの事がっ!!大好きなんだよー!!!!!
ユキ:…嘘…でしょ?
ナツ:………
アキ(酔い):ねー、なっちゃーん!ねーってばー、聞いてるー?好きなんだよー?
ユキ:それ…本気で…言ってるの?
アキ(酔い):うん!ずっと、ずーっと前から好きだったんだー!
ユキ:だってさ…
ナツ:こんなの…ヤダ
ユキ:なっちゃん
ナツ:こんなの…ずるいよ
ユキ:なっちゃん、聞こえてる?
ナツ:なんで…
ユキ:おーい?
ハル:やっと出来たよー!見てー!このおつまみ♪
ユキ:お帰りーって…それ…何?
アキ(酔い):おーい、遅いぞー!
ハル:アキさん!戻って来てたんですね?ほら、見て下さいよー!この豚キムチ
アキ(酔い):へー、旨そうじゃん!
ハル:なっちゃんも、見てるー!?
ナツ:……はい
ハル:皆…どったの?
ユキ:まぁ…ちょっと……ね?
ハル:空気重いよー!(笑
ナツ:だって、アキさんが酔ってて…
ハル:あー、そういう事ね!ダメですよー?女の子困らせちゃ!
ユキ:そうだそうだー!
アキ(酔い):うーるせっ!
ナツ:……
ハル:なっ…ちゃん?
ユキ:いや…あのさ…さっきね
ハル:本当は…何があったの?
アキ(酔い):ねー!なっちゃんはさー、どう思ってんのー!
ユキ:ちょっと!?
アキ(酔い):なっちゃんに、訊いてんだよ!
ナツ:……でも
ハル:アキさん!水、水飲みましょ! 水飲んで酔い、醒ましましょ!
アキ(酔い):だから、酔ってねーよ!おい!なっちゃん!話聞いてたのかよ!?
ナツ:あの……
ユキ:答えなくていいよ
ハル:えーと…あの、そろそろこの話やめません?
アキ(酔い):あー?
ユキ:アキさんも!落ちつこ?
ナツ:……なんか私のせいで、ごめんなさい
ハル:なっちゃんは悪くないよ
ユキ:アキさん酔うと、たまーにこんな事なっちゃうから、気にしないでいいよ
アキ(酔い):酔ってねぇよ!俺は…マジで聞いてんだよ!
ハル:ちょっと!マジでしつこいっすよ
アキ(酔い):あ!?
ハル:なっちゃん嫌がってるじゃないですか?やめましょうよ
アキ(酔い):なっちゃんも、俺の事好きだよなぁ?
ハル:なっちゃん、通話切っていいよ
アキ(酔い):おい!俺の言う事聞けないのかよ!
ナツ:(静かに泣く)
ハル:そんな言い方ないじゃないですか!
アキ(酔い):あ、お前アレだろ?なっちゃんの事好きだから、かばってんだろ?
ハル:は?
アキ(酔い):アレだよな?最近よくシフトとか、被せてるもんな
ハル:たまたまっすよ!
アキ(酔い):隠すなよー、今日なっちゃんが来るって言った瞬間、テンション上がってただろー?
ハル:なっ…!?
アキ(酔い):バレバレなんだから、白状しちまえよー!
ハル:あーーもうっ!わかった、わかりました、言えば良いんですよね!
ユキ:え?ちょっとちょっと!
ナツ:ハル…さん?
ハル:俺だって…なっちゃんが好きだよ。だからなんだよ!
アキ(酔い):そうだよなー!ねー、なっちゃんさぁ、どっちが好きなのよー
ナツ:………
アキ(酔い):ねー、黙ってないで答えt
ユキ:もう…いい加減にしてよ!
アキ(酔い):なんだよー!
ユキ:あのさ……今日ってお店開けるって話じゃないの!?それに、会えないからこうやって、リモートで楽しく呑もうねって話だったんじゃないの!?
アキ(酔い):それは…
ユキ:何でこんなワケわかんない話になってんのよ!?
アキ(酔い):……
ハル:……
ナツ:…ごめんなさい
ユキ:なっちゃんは良いの!悪いのは、この二人なんだから…
ハル:すみません…
ユキ:それに…わかってるの?
アキ(酔い):…何が?
ユキ:(泣きそうになりながら)、二人ともさっきから好き勝手言ってるけど…なっちゃんの気持ちも考えてあげなよ!
ハル:…ごめんね、なっちゃん
アキ(酔い):ごめん……俺、ちょっと顔洗ってくる
ユキ:もう、ホントワケわかんない……
ナツ:(泣く)ユキさん、……ごめんなさい
ユキ:だからなんで、なっちゃんが謝ってんの?
ナツ:(泣く)
ユキ:(泣く)もー泣かないでよ、こっちまで悲しくなるじゃんかぁ
ハル:……俺もつい熱くなっちゃって。あの、マジでホント済みませんでした。
アキ:ただいま
ユキ:おかえり
アキ:あの…うん…さっきは、ごめん、ちょっと呑みすぎたかも
ユキ:アキ、大丈夫?
アキ:うん…あの、みんな本当に申し訳ない!
ハル:良かった…酔いが落ち着いて来たんですね
アキ:あぁ、俺も楽しく呑むはずだったのに、雰囲気ぶち壊しちゃって
ハル:なっちゃんゴメン、大丈夫?
ユキ:私には?
アキ:ユキも、なっちゃんも…本当にごめん
ナツ:…うん、大丈夫
ユキ:ほんとに?
ナツ:ごめんね、ちょっとビックリして取り乱しちゃって…
ユキ:そりゃ、あんな事急に言われたら、仕方ないでしょ
ナツ:でもね、正直みんながそんなふうに思ってくれてたって聞いて、嬉しかった。
アキ:え?
ナツ:だって、好きだって言われて、悪い気する人なんていないでしょ?
ユキ:私は相手によるかなー?(笑
ナツ:もーユキさん(笑
ユキ:ごめん、ごめん(笑
ナツ:でも、やっぱり私はココにいる、みんなが好きだから、誰とか選べないよ。っていうか私にそんな資格無いし…
ユキ:なっちゃん…?
ナツ:ビックリしちゃっただけだから、私は何とも思ってないよ。だから……ねっ!仕切り直して呑もうよ!
アキ:ありがと、なっちゃん
ユキ:ホント天使、アタシだったら殴ってるよ
アキ:ちょ、笑えないからやめてよ!
ユキ:えー、どうしよっかなー
ハル:マジで怖いです(笑
ユキ:だって、アタシは収まりついてないしー
アキ:あの…さっき…謝ったのは…
ユキ:それじゃ足りないんだなー(笑
ハル:えーと…どうしたら良いんですか?
ユキ:んーーさぁ、どうやったらアタシの機嫌が直るんだろうねー、アキさん?
アキ:はい?
ユキ:なっちゃんもそう思うよね?アタシ達メチャメチャ傷ついたし
ナツ:え?…ふ、二人でご飯とかは…どうですか?
ユキ:はぁ?二人で!?ナイナイ!デートじゃないんだから!
ハル:この四人で行きません?
ユキ:いいですねそれ!
アキ:え!?いや、四人はキツイよ!ってかハル、お前はさっきまで、コッチ側だったろ?
ハル:いやー、でも!僕だってアキさんに心エグられたしー!
ユキ:アタシ焼肉かお寿司じゃないと、傷癒えないかも~!
アキ:だぁー!もう、うるさいなぁ!わかったよ、奢ればいいんだろ!
ユキ:え…何その言い方?
アキ:いえ…あの、はい。是非!奢らせて下さい!
ユキ:そうよね(笑
ナツ:(笑う)
ハル:って事はもちのロン、焼肉っすよね!?
ユキ:当然よねー!
アキ:なっちゃんも、焼き肉で良い?
ナツ:え、私ですか?はい!それだったら、前に親と食べたヒレ肉の美味しい店があって…
アキ:バカ!一人5000円までだよ!
ユキ:はー!?
ハル:うわー、ケチー
アキ:仕方ねぇだろ!この騒動で、まともに働けて無いんだから!
ハル:あー、そういう事か…
ナツ:なら仕方ないですね
ユキ:それで手を打ってやろう(笑
アキ:お前さぁ……あ、本社から電話だ。ごめん、ちょっと出るわ
ハル:いやぁ、焼き肉楽しみだなー!
ユキ:ケガの功名だね!
ハル:一番ケガしたのは、なっちゃんだけどね
ユキ:ケガさせたのは、あんた達でしょ!ねー、なっちゃん
ナツ:そうですね、たっぷり反省して下さいね(笑
ハル:はーい
アキ:あの…皆さんにまた1つ大きな問題が…
ユキ:え?電話なんだったの?
アキ:えーと…本来なら週明けから、また店開ける予定だったのが…
ナツ:え?
ユキ:もしかして?
ハル:まさか?
アキ:皆さん…あと2週間、ゆっくり休んで下さい

ハルナツユキ:(同時に)えーーーー!?

【東京03】企画会議

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丸めた紙などがあるとテンポが出ると思います。

[叩く]の表記があるところは何か叩く音出してください 

 

A.飯塚
B.角田
C.豊本 上司

 

会議室にて

B.ちゃんと纏めてきたか?
A.はい
C.……お待たせしました
[二人が席を立つ]
C.あ、座ってください……えー、今回新しく商品開発のチーフを務めさせて頂くことになりました。豊本です
B.角田です
A.飯塚です
C.よろしく
A.B.よろしくお願いします
C.今回わが社が新たに商品開発を勧めていきたいと考えているのがラーメンです。インスタントタイプのカップ麺になります。社内プレゼンまでさほど時間もありませんので、早速取り掛かりましょう
B.はい!
C.何かありますか?
A.えー、やはりほかの商品と、どう差別化を図るかがポイントになってくると思います。そこで今回、高級志向これをテーマに取り組んではいかがでしょうか?
B..あー、確かにいいかもしれないなぁ。競合も少ないし。うん、いいんじゃないですかね?
C.まぁ悪くはないが出来れば値段を上げたくないなぁ
B.そうですよねぇ
A.では今までに無いオリジナルスープを開発するというのはどうでしょう?
B.まぁそこしかないだろ?それ以外で差別化を図るの難しいでしょう?
C,そう決めつけるのはどうかなぁ?もっと他に方法があるだろ?
B.そうですよねぇー、もっと色んなところに目を向けて行かないと
A.ターゲットをどこに絞るかにも依りますけどね。
C.そうだなぁ
B.ここはやはり男性に、中でも働き盛りの30代にターゲットを絞るのはいかがでしょうか?
C.それもいいが、やはり女性も取り込んだほうが……
B.[遮る]そうなんですよねぇー。……そこが重要なんだよなぁー
A.でも女性を取り込むんだったら、低カロリーのヘルシー路線がいいと思いますけど
B.じゃあ春雨なんていかがですか?
C.今回ラーメンなんだよ
B.そこなんですよねぇー。そこなんですよねー、どうしたもんかなぁー、ラーメンと来たかぁー
C.……ちょっといいかな?
B.なんでしょう
C.……何だ君は?
B.……は?
C.さっきから君のそれは何だ?ずっとそうしてきたのか?
B.……と、申しますと
C.自分の意見を否定されたら、すぐこっちに合わせてくるそういう感じ
B,そんなつもりは!
C.そうだろう!
B.そうですよねぇー
C.はい言った!それだよ!……飯塚君、彼はいつもこうなのか?
A.まぁ、そうですかねー?
B.なんだお前!
A.すみません
C.何で今まで注意しなかったんだ!
B.いやでも、部下の僕の口から言うのはちょっと言いづらいですし
C.いいか!会議中に上も下もない!そんなことろで気を使ってるといい会議ができないぞ!……言いたいことがあるなら言わないとダメだ!
A.……わかりました。すみませんでした
C.よし、じゃあ続けよう……いま、飯塚君のヘルシー路線で行くとしたらスープは何がいいだろう?
A.そうですねぇ、低カロリーですから…
B.[遮る]そうなると塩に限られるんではないでしょうか?
C.そんなことはないだろう
B.そうですよねぇー
A.どっちなんすか![AがBを叩く]
B.……えっ!?
A.あ、すみません!
B.だよな!?
A.すみません!
C.……飯塚君、そういうことだ
B.えぇー!!
A.ホントですか!ありがとうございます!
C.よし!じゃあ他に意見はないか?
A.そうですねぇ、じゃあ野菜スープというのは?
B.いやぁ!それじゃあ弱いだろ。だったら健康的にアセロラスープはいかがでしょう?
C.それはないだろう!
B.それはないですよねぇー
A.だからどっちだよ![叩く]
B.……えぇ!!え?何!?
C.いいねぇ!飯塚君!
A.ありがとうございます!
C.ほかにないか?
A.では豆乳スープというのは?
B.いや、野菜スープというのは?
A.さっき言ったよお前![叩く]
B.えぇ!?
A.「えぇ!?」じゃねぇよ![叩く]
C.いいねぇ!会議にテンポが出てきたねぇ!
B.ちょっと待ってください!ホントにこれでいいんですか!?
A.いいんだよ![叩く]
B.……
A.黙っちゃったよ![叩く] 何か言えよ[叩く]
C.ほかにないか?
B.では逆にコッテリっていうのは?
A.逆だなお前![叩く] 低カロリーだって言ってんだろ![叩く]
B.……ごめんなさい
A.謝っちゃったよ![叩く]
C.いいぞー!飯塚君!
A.いちいちうるせぇよお前![叩く] ……何回言ってんだよ!
C.……えぇー?
A.「えぇー?」じゃねぇよ![叩く] 続けろ続けろ!
B.……ほかにないか?
A.お前が訊くんかい![叩く] いつからそうなったんだ、[叩く] お前仕切れよ!
C.で、どうすんだ?おにぎりの具は
A.変わっちゃったよ![叩く]
B.サケが好きです!
A.知らねぇよお前![叩く] 純粋だな!
C.女が好きです!
A.何の話だよ![叩く][叩く] どうしたんだ急に![叩く] 怖いわお前!
C.……ちょっと待って
A.なんだよ。[叩く]……だから何だって[叩く]
C.……ぐすっ
A.泣いちゃったよ![叩く] 泣くなお前![叩く] 何を泣いてんだ![叩く]
B.やめろお前は
A.……[最後に一発叩く]
B.何やってんだお前!……何考えてんだ貴様は!何だと思ってんだお前は!
A.……上司かよ![叩く]
B.上司だよ![叩く]
A.あ!すみません!

【Peeping Life】おでかけバカップル

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参考資料


おでかけバカップル Peeping Life Library #01

おでかけバカップ

 

A.ゆきぴょん
B.まちゃひこ

PeepingLife シリーズ本編は大まかな設定以外即興で演じています、演技のゆったり感を楽しんでください

 

リビングにて

A.じゃーん!……じゃーん!
B.おー。…かわいいね
A.……なにその反応
B.…いや、可愛いなぁって思って
A.全然なんか、目が輝いてないし。何それ!?
B.いや可愛いよ!
A.すごいやる気無くすぅ
B.…そんな事ないってー
A.アタシがこの服選ぶのにどんだけかかったと思ってんの!?…二週間だよー!
B.二週間かかったの!?
A.うん
B.…いいよ!似合ってるよ!
A.ひどいよー!
B.似合ってるって!可愛いよ!ほら、この茶色のストンとしたラインが
A.絶対行かない!…なにその反応!?ひどすぎるよー。アタシが二週間これ買うのにどれほど悩んだか分かんないでしょー?
B.うん…でもいいよ!
A.もういいよー!
B.かわいいよ!
A.もういいよー!もう行かない行かない!
B.行こうよ!ほら、時間もあるしさぁ
A.…だってそれ、まちゃひこが悪いんだよ?まちゃひこが今さっき出てきた瞬間にもっと喜んでくれたらすっごい良いデートになったのに、まちゃひこがそんなリアクションだからこそだよ?
B.そんな事無いよぉ!ほら、可愛いよ!
A.行かなーい!
B.女の子らしいし。こう、秋の雰囲気に合ってる、その…シックな感じって言うのかな?
A.思ってないでしょー?
B.思ってるよ!
A.もういいよー!行かなーい!
B.ほら!ほら!可愛いよ!
A.行かなーい!行かなーい!だって今の方がさっきよりキラキラしてるもん!
B.……
A.もういいよー!
B.大丈夫だって
A.こんな女連れて歩くのが嫌なんでしょー?
B.そんな事ないよー!!そんな事ないって!世界で一番君が可愛いと思ってるよ!
A.んー!もうまちゃひこ!口から出まかせ言ってー!
B.言ってないよ!
A.もー!…ちょっと嬉しいじゃん!
B.ほら!
A.ホント?
B.ね?気を取り直していこうよー
A.いや、でもさっきのリアクションがあったから絶対行かない。とりあえず
B.とりあえず絶対行かないの!?
A.うん
B.行こうよ、絶対大丈夫だって可愛いって!
A.え。じゃあまちゃひこ、お願いがある
B.何?
A.じゃあまちゃひこがー、テンション上がる服を買ってきてくれたら行く。まちゃひこがよ!だってアタシは二週間まちゃひこの為を想って、まちゃひこの為に服を考えたのに、まちゃひこがそういうリアクションだったって事は、まちゃひこが選んで来たのを私が着ればいいって事でしょ?…てかまちゃひこ買ってきて
B.とりあえず今日出ようよ!
A.…出ない!
B.二人で行ってさぁ
A.この格好じゃ出られない!
B.だって、この格好気にってるんでしょ?
A.でもまちゃひこが気に入ってないから、気に入らない
B.気に入ってるよ!可愛いよ!秋…だし、シックな感じだし!その…ラインが綺麗だしさぁ!
A.じゃあ何で出てきた時目が死んでたの?
B.死んでないよ!ちょっと別の事考えてただけだよ!
A.別の事!?
B.あの、ほら…
A.別のことが吹っ飛ぶくらいステキじゃないって事だよ!?この服が
B.…吹っ飛んだもん!
A.だって…
B.あー!ステキだ!
A.全然「あー!ステキだ!」ていう目してなかったもん!
B.ちょっとゴメン!…仕事忙しくてさ
A.うん
B.そのことちょっと考えてた
A.仕事の事とこの服どっちが大事なの!?
B.この服!!この服の方が大事!この服の方が大事でしょ!?
A.だよね!
B.大事だよ!
A.だよねー!
B.分かってくれた!?
A.うん、分かってくれたよ。分かってるよ!分かってないのまちゃひこだよ
B.え?
A.それがもし分かってたらあの瞬間の時に目がすっごい輝いてたはずだもん!
B.……そんな事ないって!
A.いや目が死んでた。ホントに、いいよ。無理しなくて
B.いや、それ。以外に気にくわない事あった?
A.いや。あの、リアクションが、嫌々だった。すごく
B.どう?
A.今は考えてる
B.キレイだ!可愛い!
A.……納得いかなーい、いいよーファミコンしようよ
B.ファミコンはいいよー!だって…
A.こんな女連れて歩けないよー
B.だってレストランの時間も決まってるしさぁ
A.いやいいよー無理だよ。ファミコンしようよ
B.[笑う]
A.[笑う]だって出れないもん!この服じゃ出れないもん!
B.そんなことないよぉ!君は可愛いし!
A.うん
B.僕の自慢の彼女なんだから!
A.ダメだよぉーだってアタシ顔がちょっとなんかヘンテコだから服ぐらいで…
B.[笑いながら]そんな事無いよー!!
A.そんな事あるよーー!!二週間も頑張ったもん!
B.[笑いながら]顔がヘンテコなんて、そんな事ないでしょ!
A.何で笑ってんの!?
B.[笑う]
A.ねぇ!何で笑ってんのぉ!!…ねぇちょっと待って!ヘンテコって思ってるって事でしょ!?じゃないと笑わないよね!…あ!もうダメだぁ!もう私たち別れよ!
B.そんな事無いよ
A.もうダメだぁ!そんな男とは付き合えない!
B.そんな事無いよ!
A.もうダメだよ!もう別れよ!…もー別れよぉ!…つらいけど

【Peeping Life】エジプト王妃の恋愛相談

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参考資料


エジプト王妃の恋愛相談 Peeping Life-World History- #04

 

エジプト王妃の恋愛相談

A.クレオパトラ 女性
B.侍女 女性

PeepingLife シリーズ本編は大まかな設定以外即興で演じています、演技のゆったり感を楽しんでください

 

宮殿にて

A.はぁー。アタシさぁー、どう見ても鼻がでかすぎない?
B.……そうですかねぇ?
A.どう?見て?
B.いや、そんな事ないと思いますよ
A.いやそんなことある。絶対ある。カエサルも絶対鼻でかいと思ってる、アタシの事
B.……てかでかくないですって
A.鼻でかいって!
B.いやいや、大丈夫ですって!
A.いやだって、ローマにはいっぱいいい女居るよ?だぶん?
B.あー。そんなので悩んでるんだ
A.え?悩まない?
B.えーおかしいでしょー。え、だってこの顔が好きって言われたんでしょ?
A.いやー、まぁ言われたような言われてないような…ま、そうかなぁ?
B.……ローマ行けば?
A.まぁ行きたい気は山々だけど、でもほら結構遠いしさぁ。遠恋じゃん?
B.あ、なんかそういうの気にするタイプなんだ?
A.だってそんな簡単に行けないしさぁ
B.いけない距離を来た時の喜び?サプライズだよね。やっぱり、そこは
A.サプライズ?
B.サプライズ
A.……例えば例えば?
B.絨毯に包まって「お届け物でーす」みたいな
A.絨毯に包まって!?
B.開けてびっくり!
A.…あ、私が包まってって事!?絨毯に
B.でしょうよ!じゃなきゃ誰が包まるのよ?
A.え、それ大丈夫?
B.大丈夫だって!
A.じゃ、まぁ。えぇ?でも絨毯に包まるって、包まるにしろ何にしろ…鼻が、でかすぎない?邪魔にならない?こうべって!
B.ならないって!
A.絨毯に包まる瞬間ベって!
B.いやいやいや、どんだけ鼻長いのよ!
A.絨毯の底の鼻の部分だけ包まるときにベっ!ボコっ!って感じにならない?
B.そこは自分の車幅感覚で何とかしなさいよ
A.えぇー!?
B.自分の鼻でしょ?加減できるでしょ?
A.てか、なんかさっきからちょっと気になるんだけど、なんでちょいちょいタメ語なの?
B.……は?いやいやいや。王女様ですけど、今は、誰が先生ですか?
A.……あ、すみません
B.聞きたくないんだったら別に
A.いやいやいや、教えてくださいすみません!
B.あたしもこれ以上はほら、一応上下関係あるから
A.すみませんアタシが出すぎたことを、すみません
B.いいのね?聞くのね?
A.聞きたい、教えてくださいすみません
B.あ、じゃあ続けましょうかね?
A.あの、ま、何ならもう、領土も持ってってください
B.いやいや、貰っても困るし
A.あ、じゃあ何か食べ物とか。あ!豚、豚二頭つけます。豚二頭付けるんで教えてください
B.豚二頭…
A.じゃあ三頭にします
B.……ま、まぁいいかな
A.すみませんでした。むしろ何か、こっちが敬語で
B.でしょ?
A.はいタメ語で、すみません
B.そこはそうだよね?
A.はい
B.分かってくれた?
A.はい
B.じゃあ…包まろうか絨毯
A.絨毯……包まろう!……何色の絨毯がいいかな?
B.…そこは、好みでいいんじゃない?むしろほら、彼の好みとかもあるだろうし。そこはね、自分で彼が喜ぶ絨毯を選び、尚且つ自分が美しく見える絨毯を選ぶのは…女子としての、こう、力を試されるところかな
A.じゃあお取り寄せしないとね!
B.あるでしょいっぱい!蔵に!
A.…あ、そう
B.持ってくれば?じゃあちょっと。並べてみてここ、選ぶから。一緒に選ぼう!そしたら
A.あ、是非
B.いいの!選ぶから!
A.それはもう是非一緒に見立てて頂きたい
B.でしょ?今ね、忙しいから。
A.あ、今?今言った方がいい?
B.もちろん。今ね
A.…はい
B.……呼んで?
A.はい。信じてやります。はい、先生を!師匠を信じます!
B.呼んで
A.……絨毯を持てーーい!

【Peeping Life】聖剣!?エクスカリバー

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参考資料


聖剣!?エクスカリバー 前編 Peeping Life-World History #12

 


聖剣!?エクスカリバー 後編 Peeping Life-World History #13

 

聖剣!?エクスカリバー

A.アーサー 不問
B.ランスロット 不問

前編後編合せてます

PeepingLife シリーズ本編は大まかな設定以外即興で演じています、演技のゆったり感を楽しんでください


遺跡にて

A.ついにこの剣が、抜く時が来たんだね!
B.はっ!
A.ランスロット
B.これで、王の時代が
A.ランスロット
B.はっ!
A.君が、抜く瞬間に立ち会える唯一の人だよ
B.はっ!有難き幸せに
A.でも、王に抜いてもらいたくないって輩も居るという風に、僕は伺っているよ?
B.いえ、そんなことは御座いません
A.そうかい?ランスロット
B.そんなことは御座いません
A.僕の耳に入っているよランスロット
B.いえ、そのような事は
A.…そうかい
[Aが剣を抜こうとする]
A.ランスロット
B.はっ!
A.ちょっと顔上げたまえ……これは…ちょっと待てよ
[Aが再び剣を抜こうとする]
A.ちょっと立ちたまえ!
B.はい
A.ん?……これ長年、突き刺しすぎやろ?
B.……いや?そんなことはないと…
[Bが剣に近づこうとする]
A.いやいやいやいや
B.あ、すみません
A.この剣は王にしか触れられないんだよ
B.はい!
A.君とは一緒に戦ってきたけれど、これが君と、私との差なのかもしれないね
B.申し訳ございません
A.表をあげていいよ
[Aが再び剣を抜こうとする]
A.……ちょっと立ってもらっていいかな?
B.え?ホントに抜けないんすか?
A.い、いや、ん?え?
B.いや、抜いて貰わないと俺なんでここまでついて来ちゃったんだろう見たいな感じ…なりますね
A.…戦ってきたよね?一緒にね
B.え、戦ってきましたけど。抜けないってなってくると話が違うってか、変わって
A.[遮る]いやいやいやいや。あれ?王じゃないって事?
B.いや抜けないと、ですよ
A.うん。抜けないとね
B.で、ウワー!みたいな感じになったら、僕もワー!みたいな感じになりますけど
A.まぁー君とのね戦いを思い出すとね、私はね、王になるべきだったんだろうなって
B.いや、そういうのいいんでパッと抜いてもらって
A.いやー、あの時にまさか、奇襲を受けるとは思わなかったね
B.…まぁまぁ、そ、そうですけど
A.[遮る]あの時は大変だったよね!
B.……大変でした、大変でした
A.もう少しで君はね、右わき腹の骨を
B.でも、死にかけて、その込み込みですよ!死にかけて守ってきたものが!…この体たらくみたいな感じになるじゃないですか?パッと抜いてもらわないと。でももし万が一ですよ!
A.君、王に体たらくって
B.いや、でも万が一ですよ!抜けないってなったらこれ詐欺みたいなもんですよ
A.[重ね]抜く抜く!抜くから
[Aが再び剣を抜こうとする]
B.全然動いてない!微塵も動いてない!
A.いやちょっと動いたよ
B.いや全然ですよ、最初の感じから。だってあがってるだけじゃないですか
A.剣が、剣がね!
B.剣は動いてないんすよ。いや、アーサーがパっと抜いてくれたら
A.自分が?
B.そうそうそう。スパッて抜いてくれたらワー!みたいな
A.え、だってだって
[Aが再び剣を抜こうとすると柄だけ取れる]
[Aは柄をそっと戻す]
A.……さぁ行こうではないか。民の前に喜びの声を!……ん?何だいランスロット
B.ホントに抜けました?今
A.抜けたよ
B.抜けました?
A.抜けたよランスロット
B.…ホントに抜けました?
A.抜けたよ抜けたよ
B.一瞬抜けたように見えたけど、やっぱ抜けてねぇのかなって
A.いや抜けたって!
B.全然動いてない
A.いやいや、動いた動いた
B.……え?抜いたの?
A.抜いたよ……抜けたよ…きっとね

後編 夕方
[Aが再び剣を抜こうとする]
B.全然動いてない!
A.あれ?なにこれ!下とセット!?石ごとみたいな
B.…いや、セットな訳ないじゃん!おかしいでしょセットは!
A.斧みたいなの持ってきてもらったら、石の所割るけど
B.あ、ちょっとずつって事?
A.二人でやったら二時間ちょっとでいけるだろ
B.…二時間かでいくけど、いくけど!
A.うん
B.それを万が一誰かに見られたら、そのまま残るよ。スパッと抜いてウワー!みたいな
[Aが再び剣を抜こうとする]
B.いや、なんか押したりグワーッてやって
A.押す!?
B.押して、ゆるんで
A.押すって事?
[剣から音がする]
A.…埋まったよ!また!…埋まったって事は抜けるって事じゃないの?
B.そうそうそう!だからあとは
A.揺らすって事!?
B.そうそう、揺らして…
[Aが再び剣を抜こうとする]
B.そうそうそう…それで! アッ!って、やって
A.いや、自分簡単に言うけど、そんな
B.……いけそう?…いってもう。ここまで来たらもう
A.自分のやつ、その辺のやつでいいんじゃないの?とりあえず民に見せといて
B.あ、これが抜けたやつって?
A.見てとってから後で二人で、夜抜くとか
B.いや、みんな一緒!ほら、これちょっと派手がないと…
A.あーね。え!じゃあ抜くこと考えようよ。揺らしてもダメだよ、どうするどうする?
B.押してもダメでしょ?
A.押してもダメダメ、だって余計刺さったもん今。二人で抜く?
B.俺触っていいなら
A.いや、だから身体とか触って
B.あ、そういう事?じゃあ行く?
A.行く!
B.行くよ?はいせーの、よいしょ!
[Aが再び剣を抜こうとする]
B.いや、ちゃんと力入れて?多分。あれ、日ごろの生活態度みたいなの、態度?生活習慣みたいな…たぶん
A.あ、僕の?
B.いや、ちゃんと筋トレ的な事とか、戦いの、だって戦いのときもずっとこうじゃんなんか。馬に乗ってワーとか、あんま最前線って感じじゃないから
A.だって自分やられたら帝国終わっちゃうから
B.…まぁ、そうやけど!そこはやっぱり、それでもこういう時の為に、力を蓄えといて、こういう所でスッと行けたら
A.はぁー。困ったねこれ
B.え?だって王でしょ?
A.王です
B.でしょ?
A.アーサー王です!私は!
B.ですよね?
A.後にね、伝説になる男ですよ!その男がこれを抜けないってマズいよね
B.そう!だから抜いてくれたら…
A.だから抜けないから相談してんじゃん君に!…あんちゃんさ
B.パッて抜いてくれたらもう…
A.どうだろ……じゃあもういいよ。いいよ
B.触っていいのこれ?俺が?
A.いやいや。もちろん、拭いてよ、拭いてよ!
B.拭く!拭く!
A.言わん!?
B.言わん!
A.言わん!?
B.言わん!言わんし
A.言うよね!
B.言わんし!
A.あの時も言ったよね?女の子の、あの?好きな事とか?
B.いや、まぁ!それは違うやん、全然
A.いや、言って全然もう付き合えんかったし
B.いや、それは違うやん!だってこれ…剣と女の子じゃまた違うよ、あれはだって俺も狙ってたし
A.あーじゃあじあじゃあ
[Bがあっさりと剣を抜くと、ゆっくり戻す]
A.……あの時の戦いをね、思い出すとねー、いやー良く戦ったもんだよねぇランスロット
B.多分今やったらいける気がする、サッて
A.あぁそう
B.サッて
A.そう
[Aが再び剣を抜こうとする]
B.[失笑]
A.[失笑]
B.えぇ~!?